ANEST IWATA Racing with Arnageは、4月13日(土)~14日(日)、岡山国際サーキットで開催された2024 SUPER GT第1戦 OKAYAMA GT 300kmレースのGT300クラスに参戦した。ドライバーには昨シーズンから引き続きAドライバーにイゴール・フラガ、Bドライバーに古谷悠河を起用し、車両はANEST IWATA Racing RC F GT3を用いた。
レースが行われる岡山国際サーキットは、ANEST IWATA Racing RC F GT3の車両特性には必ずしも適してはなく、チームは難しい闘いになることを覚悟してレースウィークを迎えた。
レースウィークに用いるタイヤは、開幕前の合同テストでの状況を考慮して前もって特性を選択して現場に持ち込む。ところがレースウィークの岡山国際サーキットは昨年とは対照的な晴天に恵まれ、気温路温とも想定以上に上昇したため、チームとしては持ち込みタイヤの特性と実際のコンディションの食い違いを修正する必要にも迫られた。チームは13日(土)の午前中に設けられた公式練習セッションを使い、イゴールと古谷がピットインを繰り返しながら合計33周を走行して午後の公式予選に向けセッティングを進めた。
決勝
チームは公式予選後にデータを検証し、状況を改善するため通常は使わないタイヤの組み合わせを決勝レースに投入することとし、戦略を立て直した。決勝レースのスタートは古谷が担当し、競技規則に従って公式予選で使用したタイヤでレースを始めたが、やはりペースが上がらずポジションを1つ下げて23周でピットイン、イゴールにマシンを引き継いだ。
チームはここで戦略通りのタイヤを装着、イゴールをコースへ送り返した。その結果、操縦性は若干改善したものの、一方で原因不明ながらスムーズに加速しない不具合が生じてしまい、結局イゴールは古谷同様思い通りのペースで走れないまま周回を重ねることになった。それでもイゴールは少しずつ順位を上げ、最終的にはGT300クラストップから2周遅れの75周を走ってクラス17位のチェッカーフラッグを受けた。
シリーズ第2戦は5月3日(金)~4日(土)、富士スピードウェイで開催予定だ。
正式結果
公式予選 クラス21位(参加26台)
Q1 Gr.A: 1分27秒717(イゴール)
Q2 Gr.2: 1分28秒856(古谷)
決勝 クラス17位(出走26台) 75周(2周おくれ)