2026/10/22

2026年 第7戦オートポリス(大分県)

前回の大会から約1カ月。ANEST IWATA Racingは10月17〜18日にオートポリスで開催された「2026 AUTOBACS SUPER GT Round7 AUTOPOLIS GT 3Hours RACE」へと挑んだ。前戦SUGOでは、開幕戦から積み重ねてきた取り組みが、少しずつクルマのフィーリング改善やパフォーマンス向上へと結びつき始めていた。さらに、11号車「GAINER TANAX Z」とのデータ共有も一層強化したことで、第2戦富士以来となる予選Q2進出を決めた。チームとしても、これまでの努力がひとつの成果となって表れた一戦だった。決勝では序盤に突如エンジンが停止するアクシデントが発生。大きく順位を落とす苦しい展開となったものの、リ・ジョンウから安田裕信へとバトンを繋ぎ、最後まで諦めることなくライバルを追い続け、22位でチェッカーを受けた。久々のQ2進出という明るい材料があった一方で、決勝ではトラブルへの対策に加え、レースペースの底上げという課題も改めて浮き彫りとなった。それでも、シーズン序盤と比較すれば26号車「ANEST IWATA GAINER Z」の戦闘力は着実に向上しており、チームが進めてきた取り組みは決して無駄ではなかった。

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公式練習

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その前進を、今度こそ今季初のポイント獲得という目に見える結果へと結びつけたい。ANEST IWATA Racingは前戦で得られたデータをもとにさらなる改善を進め、オートポリスでの戦いに向けて入念に準備を重ねてきた。今回は通常の300kmレースとは異なり、3時間という長丁場で争われる一戦。予選での一発の速さだけでなく、決勝を通して安定したペースを維持することはもちろん、タイヤマネジメントやピット戦略など、チームの総合力が試されるレースとなる。さらに今大会は、安田とジョンウに加え、新たに三井優介を迎えた3名体制で挑む。経験豊富な安田を中心に、参戦初年度ながら着実に経験を積み重ねてきたジョンウ、そして新戦力の三井。それぞれの持ち味を最大限に活かしながら、長丁場のレースを戦い抜く布陣を整えた。
シーズンもいよいよ終盤戦へと突入し、残されたチャンスは決して多くない。これまで積み重ねてきたものを結果へと変えるべく、ANEST IWATA Racingは今季初のポイント獲得を目指し、新たな3名体制で九州・オートポリスの戦いに臨んだ。
阿蘇の山々に囲まれた高地に位置するオートポリスは、朝夕になると気温がぐっと下がり、肌寒さを感じるほどの秋らしい気候となった。そんななか迎えた予選日、ANEST IWATA Racingは午前の公式練習からクルマの状態を確認し、午後の予選、そして翌日の決勝を見据えたセットアップの作業に取りかかった。まずは安田が26号車「ANEST IWATA GAINER Z」に乗り込み、車体バランスや挙動を確かめながら周回を重ねていく。しかし、セッション序盤には赤旗中断が入り、貴重な走行時間が削られることとなった。チームは限られた時間を有効に活用すべく、11号車「GAINER TANAX Z」ともデータを照らし合わせながらセットアップの変更を進めていったものの、なかなか狙いどおりの状態には持ち込めず、安田は10周を走行して1分46秒125を記録するにとどまった。
一方、今大会は3名体制で臨んでいることから、それぞれのドライバーに走行機会を確保することも重要な課題だった。続いてステアリングを握ったジョンウは、オートポリスでの走行経験が少ないこともあり、決勝を見据えたコース習熟と適応を優先。走行はわずか5周に限られたものの、1分48秒066をマークした。ジョンウは「前回と比べて、とてもアップデートされて改善を感じました」とコメント。走行時間こそ十分ではなかったが、前戦からの車両の変化を感じ取り、チームが進めてきた改善に対して前向きなフィードバックを得ることができた。そして、今回新たに加わった三井には26号車「ANEST IWATA GAINER Z」の理解を深めてもらうとともに、異なる視点から状態を確認するため、可能な限り走行時間を確保した。10月7日に岡山国際サーキットで実施したルーキーテストでもドライブしており、その経験を活かしながら順調にクルマへの適応を進めていき、限られた走行時間のなかでも積極的にペースを上げ、12周を走行して1分45秒582を記録。3名のなかで最速タイムをマークし、新たな戦力として存在感を示した。
また、三井は「その時の車のフィーリングや今起きていることを正確にエンジニアの皆さんに伝えようと意識していました」と振り返った。チームとしても、これまで走らせてきた安田とジョンウの意見に加え、三井ならではの新鮮なフィードバックを得られたことは大きな収穫となった。その情報もセットアップの見直しに取り入れ、車両の改善に向けて作業を進めていった。最終的に公式練習は16番手で終了。松浦佑亮監督も「なかなかクルマが想像していたような動きにはならず、苦戦している状況でした」と語ったように、決して万全の状態とは言えなかった。それでも、3名のドライバーがそれぞれ異なる視点からクルマの状態を確認できたことは、今後のセットアップを進めるうえでも貴重な材料となった。チームは公式練習で得られたデータと各ドライバーのフィードバックを改めて分析し、午後の予選に向けてさらなる調整を実施。2戦連続となるQ2進出、そして今季ベストグリッドの更新を目指し、ANEST IWATA Racingは予選へと挑んだ。

公式予選

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午後になっても穏やかな日差しが降り注ぎ、気温23度/路面温度29度というコンディションのなか、GT300クラスの公式予選Q1がスタートした。26号車「ANEST IWATA GAINER Z」はB組に出走し、チームは今回新たに加入した三井にQ1のアタックを託すことを決断。公式練習では3名のなかで最速タイムを記録したものの、車両のセットアップは依然として改善の余地を残していた。そんな状況だからこそ、三井の持つ速さに期待を寄せ、重要な予選の第一走者を任せた。チームの期待を背負ってコースインした三井は、入念にタイヤをウォームアップし、アタックのタイミングを見計らっていく。そして3周目、セクター1で全体ベスト、セクター2と3でも自己ベストを刻む渾身のアタックを披露。1分44秒456を叩き出し、一時3番手に躍り出た。しかし、三井自身はその走りに決して満足しておらず、「とても後悔しています。セクター3でリヤを結構滑らせてしまい、感覚では0.4秒ほど落としてしまいました。B組ではトップ通過できていたと思います」と、さらなるタイム短縮の可能性があったことを悔やんだ。
それでも、ライバル勢がタイムを更新するなかで5番手を確保し、見事にQ1突破を達成。26号車で初めて臨んだ公式予選で、チームの期待に応える走りを見せてくれた。そのパフォーマンスに、安田裕信も「クルマにもまだ慣れていない状況にも関わらず、三井が予選Q1をしっかりと通ってくれました。フィードバックも良く、僕としては100点の予選をしてくれました」と高く評価。限られた走行時間で車両への理解を深め、重要な場面で結果を残した三井の走りは、チームにとっても大きな収穫となった。これにより、26号車「ANEST IWATA GAINER Z」は2戦連続となるQ2進出を決めた。しかし、公式練習から続く車体バランスの課題が完全に解消されたわけではなく、決して万全の状態とは言えなかった。それでも、限られた条件のなかで三井が引き出した速さを次のアタックへと繋ぐべく、チームはQ2へと駒を進めた。
午前の公式練習では大きな問題は見られなかったものの、午後の予選では気温と路面温度の上昇に伴い、タイヤのグリップ力が想定以上に高まったことで、クルマにバウンシングが発生。車体が上下に跳ねる症状によって思うようにパフォーマンスを引き出せず、チームは難しい状況に直面していた。それでも三井が見事にQ1突破を果たし、安田へとバトンを繋いだ。その走りに応えるべく、続くQ2では安田がステアリングを握り、さらなる上位グリッド獲得を目指してコースインした。入念にタイヤを温め、3周目からアタックを開始した安田は、1分44秒489をマーク。この週末の自己ベストを更新したものの、期待していたほどタイムを縮めることができなかった。それでも、最終的には今季ベストタイとなる16番グリッドを獲得。クルマの状態を考えれば、さらに上位を狙える可能性もあっただけに悔しさは残るものの、三井と安田がそれぞれの役割を果たし、チームとして2戦連続のQ2進出という結果を残すことができた。

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セットアップには依然として課題を抱えていた一方、決勝でのロングランペースは決して悲観するものではなく、3時間という長丁場で巻き返す余地は十分にあった。さらに、新たに加わった三井が短期間で車両への適応を進め、予選でも速さを示したことは、チームにとって心強い材料となった。しかし、チームはここで大きな決断を下すことになった。今季ここまでポイント獲得に届いていないANEST IWATA Racingにとって、今回のオートポリス大会は、なんとしても結果を残したい一戦だった。そこでチームは、決勝での戦い方について慎重に協議を重ねた末、安田と三井の2名で3時間レースを戦うという難しい決断を下した。松浦佑亮監督は「チームとしてもシード権も含めて来年以降のことにも関わるので、まずはなんとしてもポイントを取りに行くことにフォーカスしました。チームで話し合った結果、この布陣で戦う決断をしました」と、その背景を明かした

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開幕戦からルーキーとして奮闘し、レースを重ねるごとに経験を積み上げてきたジョンウにとっても、決勝のステアリングを握ることができないことは悔しい状況だった。それでも、今回の判断はチームとして今季初ポイントを掴み取るために導き出したもの。決勝を走る2名だけでなく、ジョンウも含めた全員が同じ目標を見据え、戦いに備えていく。今季ベストタイとなる16番グリッドから、目指すはポイント圏内への浮上。ANEST IWATA Racingは3時間のレースを戦い抜くための戦略を練り上げ、チームの総力を結集して決勝へと臨んだ。

決勝

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天候が変わりやすいことでも知られるオートポリスだが、決勝日は朝から青空が広がり、秋晴れの絶好のレース日和となった。今大会は前売り券が完売するほどの盛況ぶりを見せ、2日間で延べ3万人ものファンが来場。サーキットは朝から多くの観客で賑わい、決勝に向けて期待と熱気が高まっていた。そんななか、ANEST IWATA Racingは決勝前最後の調整となるウォームアップ走行に臨んだ。早い段階で1分47秒620を記録し、9番手につけるなど、決勝に向けてまずまずの走り出しを見せていた。しかし、セッション終了まで残り2分ほどとなったところで、思いもよらぬアクシデントが発生する。安田裕信がドライブする26号車「ANEST IWATA GAINER Z」の左リヤタイヤが突如として脱落。安田は車両をコースサイドに止めざるを得なくなり、チームは一転して緊迫した状況に置かれた。ピットアウトからすでに数周を重ねていたにもかかわらず、突然タイヤが外れるという予期せぬ事態。第4戦富士の決勝終盤にも左側のタイヤに類似したトラブルが発生しており、チームにとっては再び頭を抱えるアクシデントとなってしまった。

 

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今回は決勝前のウォームアップ走行中だったものの、タイヤ脱落によって車両は少なからずダメージを負っており、決勝スタートまでに修復を終えなければならないという厳しい状況に追い込まれた。ホームストレートでは各車がグリッドに並び、着々とスタート進行が進められていく。その一方、ANEST IWATA Racingのピットではメカニックたちが総出で修復作業に取りかかった。刻一刻とスタートの時刻が迫るなか、限られた時間で車両の状態を確認し、必要な作業を懸命に進めていく。グリッドにつくことはできなかったものの、幸いスタートにはなんとか間に合わせることができ、ピットから最後尾でレースに加わることができた。今季ベストタイのグリッドを獲得し、ポイント獲得に向けて準備を重ねてきただけに、チームにとってはあまりにも悔しい幕開けとなった。それでも、メカニックたちが繋いだレースへの望みを結果に結びつけるべく、ANEST IWATA Racingは最後尾から3時間の戦いに挑むこととなった。
決勝でスタートドライバーを務めたのは、26号車「ANEST IWATA GAINER Z」での初陣となる三井。ウォームアップ走行でのアクシデントにより最後尾からのスタートを余儀なくされたものの、三井は序盤から積極果敢な走りを披露していく。今季を通してチームを悩ませてきたバウンシングの症状は依然として残っていたが、決勝でのレースペースには一定の手応えがあった。三井もそのポテンシャルを存分に引き出し、好ペースで周回を重ねながら前方のライバルを追いかけていった。5周目には早くも最初のピット作業を行うチームが現れるなど、3時間レースならではの戦略が動き始めるなか、三井はコース上でも果敢にオーバーテイクを披露。着実にポジションを取り戻し、20周目には20番手まで浮上してみせた。さらに前方とのギャップを縮めようとプッシュを続けていたところ、22周目にセーフティカー(SC)が導入され、レースは一時的に膠着状態となった。最後尾から追い上げを強いられていた26号車「ANEST IWATA GAINER Z」にとって、前方との間隔が縮まるSCの導入は、さらなる挽回を狙ううえで好機ともなった。

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そして28周目にレースが再開されると、チームはそのタイミングで三井をピットへと呼び戻し、給油とタイヤ交換を実施。ドライバー交代は行わず、引き続き三井にステアリングを託してセカンドスティントへと送り出した。メカニックたちは迅速かつ確実に作業を終え、三井も再び好ペースで周回を重ねていく。こうしたドライバーの力走とピット戦略が噛み合い、ライバルに対するアンダーカットにも成功。スタート前のアクシデントによって大きく出遅れながらも、ANEST IWATA Racingは着実に失ったポジションを取り戻し、ポイント圏内への浮上を目指して追い上げを続けていった。セカンドスティントに入ってからも、三井の勢いは衰えることがなく、安定したラップタイムを刻みながら前方のライバルとの差を詰め、コース上では次々とオーバーテイク。26号車「ANEST IWATA GAINER Z」での初レースとは思えないほど堂々とした走りで、チームの期待に応えてみせた。

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他車のピットタイミングによる順位変動もあったものの、一時は9番手にまで浮上。スタート前のアクシデントによって最後尾からの追い上げを強いられたが、三井の力走とチームの戦略によって、着実に上位との差を縮めていった。その後、レースは2度目のSC導入によって再び仕切り直しとなるが、リスタートを迎えると、チームは2度目のピット作業を実施。ここまで53周にわたってステアリングを握り、力強い追い上げを見せてきた三井から、安田へとバトンを繋いだ。三井が築いた流れを、なんとしても結果へと結びつけたい。そんな想いを胸にコースへと向かった安田も、序盤から好ペースで周回を重ねていく。各車のピット作業が一巡した段階では14番手につけ、さらなる上位進出を狙って前方のライバルを追い続けた。しかし、安田にとってはチェッカーまでを走り切る長いスティントとなり、終盤にはタイヤの摩耗やブレーキの状態も影響して、思うようにペースを上げられない苦しい展開となった。前方のライバルとの差は徐々に広がっていったものの、安田は最後まで集中力を切らすことなく、クルマの状態を見極めながら懸命に走り続けた。

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そして3時間の長丁場を戦い抜き、26号車「ANEST IWATA GAINER Z」は93周を走破して13位でチェッカー。ウォームアップ走行でのタイヤ脱落によって最後尾からのスタートを余儀なくされたことを考えれば、ドライバーとチームが力を合わせて掴み取った、大きな挽回劇となった。さらにレース終了後、上位車両にペナルティが科されたことで、正式結果は9位へと繰り上がった。これにより、ANEST IWATA Racingは待望の今季初ポイントを獲得。今大会の大きな目標として掲げていたポイント獲得を、ついに実現することができた。もちろん、順位の繰り上がりによる結果ではある。それでも、最後尾から粘り強くポジションを取り戻し、13位でチェッカーを受けるまで走り続けたからこそ、このチャンスを掴むことができた。三井の積極果敢な走り、安田の粘り強いレース運び、そしてスタート前のトラブルを乗り越えたメカニックたちの奮闘。そのすべてが結びつき、ANEST IWATA Racingは今季初のシングルフィニッシュを果たした。
今季初のポイント獲得という大きな目標を達成したANEST IWATA Racing。しかし、ウォームアップ走行で再びタイヤ脱落のトラブルに見舞われるなど、課題が残ったことも事実だ。それでも、最後尾からの追い上げを可能にしたレースペースや、新戦力として加わった三井の力走、そして苦しい状況でも諦めずに戦い抜いたチームの結束力は、今後に向けた大きな自信となった。いよいよ2026年シーズンも残すは最終戦のみ。当初、第3戦としてマレーシアで開催される予定だったレースが延期となり、その代替レースが最終戦もてぎ大会に組み込まれたことで、今季の締めくくりは2レース制で争われることとなった。オートポリスで掴んだ今季初ポイントを、一度きりの結果で終わらせるわけにはいかない。これまで積み重ねてきた経験と今回得られた収穫を最大限に活かし、残された2レースでもポイント獲得、そしてさらなる上位進出を目指していく。

正式結果

公式予選:クラス16位(参加29台) Q1:1分44秒456(三井) Q2:1分44秒489(安田) 決勝:クラス9位(出走29台)、93周

コメント

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安田裕信
「予選ではQ2を担当しましたが、もう少しタイムが出せると思い、思い切ってアタックに臨みましたが、車のバウンシングがひどく、なかなか思うようなアタックができませんでした。次戦もてぎに向けても少し不安が残る予選でもありました。その状況だったので、想定のポジションよりも低い順位にはなりましたが、ロングランではバウンシングもあまり感じられず、比較的いい状態で決勝に臨みました。残念ながらピットスタートにはなりましたが、三井選手がとてもいいペースで走ってくれました。僕も後半ロングスティントを担当し、終盤はペースが落ちてしまいましたが、ライバルをしっかりと抑え切ることができました。チームとしてはピットスタートから今季初のポイントを獲得できたので、良かったです。本当に三井選手がいい仕事をしてくれましたし、感謝しています。これからも一緒に組んで、僕から学べることもしっかりと学んで、さらにステップアップしていってほしいなと思います」
三井優介
「ルーキーテストを受けていたので、レースウィークは比較的スムーズに適応を進めることができました。公式練習ではセットアップの変更をして良い方向に行った感触がありましたが、いざ予選に行ってみると、車体が跳ねすぎてしまい、他にもやりようがあったなと痛感しています。その反面、初めての経験でそんなに変化があるのかという発見もありましたし、もう少し見越すこともできたと反省があります。決勝ではピットスタートながらも、最初はクリアで走れた分、自分の車両に対する理解度もそこで一段と上がり、自分のペースを確立することができました。ポテンシャルの高さも感じたので、グリッドスタートであれば、さらに上位も狙えたのかなと少し悔しさもあります。それでも今季初のポイント獲得に少しでも貢献できたなら良かったです。次戦に向けてバウンシングもどう解消できるかを考え、表彰台を取りに行けるようにしっかり取り組んでいきたいです。チームとしっかりコミュニケーションをとって成長していきたいですね。本当にいろんな方にサポートして頂いて、エンジニアやメカニックもシート合わせからいろいろ教えてくださり、安田選手も松浦監督もとても親身になって、ドライビング面だけに関わらずサポートして頂いたおかげで、とても伸び伸びとできました。本当に皆様のおかげです。ありがとうございました」
松浦佑亮監督
「公式練習では赤旗中断もあり、十分な時間もないなかでクルマのセットアップに加えてドライバーも順番に乗り込みという、少し忙しない状況でした。クルマも想像していたような動きにはなりませんでしたが、なんとしても予選Q1を突破することが大事だと思い、三井選手に予選Q1を行ってもらおうと決断しました。限られた走行時間の中、いきなり予選に挑む形とはなったものの、非常に良い仕事をしてくれましたし、最低条件のQ1突破をしっかりと果たしてくれました。ですが、やっぱり少しコンディションが上がると、他車にとってはコンディションが良くなる反面、僕たちは辛い状況になってしまうのは否めませんね。毎戦改善を狙って取り組んでいますが、僕たちが抱えているウィークポイントは改善できず、苦戦している部分はあります。ですが、今回は三井選手という新しいドライバーを迎えて、走行時間が短いなか、決勝でもピットスタートながらもファーストスティント、セカンドスティントで、本当に完璧に近い仕事をしてくれました。もちろん期待を込めて彼に依頼していましたが、今週に限っては期待以上の仕事をしてくれたと思っています。次戦もてぎでも今回の結果をなんとか活かして、車も改善することができれば、いいレースをお見せできると思います。また、チーム一丸となって取り組んでいきます」