2025/11/10

2025年第8戦モビリティリゾートもてぎ(栃木県)

ANEST IWATA Racing は、11月1日(土)から2日(日)にかけて栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催された2024年SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 300KM RACE」のGT300クラスに参戦した

11月1日(土曜日)

フリー走行 16位 1分48秒027

前日夜からの雨は上がったが、路面はまだ濡れており、WET宣言が出されていた。

スタートはイゴール。WETタイヤでコースインしたが、すぐにピットイン。路面は乾きかけていたため、ピットで待機したのちに10分後にドライタイヤへ交換して再びコースイン。

数周走行後にベストタイムをマークし、その時点で順位は14位。マシンについては、低速コーナーで跳ねるのが問題とのこと。コーナー出口でもトラクションがかからないとコメント。

ここでドライバーを安田に交代。安田のコメントは「ダウンフォースはあるが、低速でのグリップがない」。

前後の車高を下げてコースイン。跳ねる症状は改善されたが、アンダーステアが残っていた。そこでフロントの車高を少し上げて再度コースイン。かなり車は良くなった。

予選

Q1 イゴール・フラガ B組10位 1分47秒556
Q2進出ならず

予選B組Q1はイゴールがアタック。5周目にベストタイムを記録したが、わずかに届かずQ2進出はならなかった。差はわずか0.2秒だった。

11月2日(日曜日)

ウォームアップ

車のバランスは悪くなく、状態は良くなってきていた。ウォームアップを走行した安田は「車は良くなっている。コーナー中間地点でのオーバーステアも改善されている」とコメント。決勝に向けて期待できる状態だった。

決勝結果 20位

スターティンググリッドは20番手。スタートは安田。スタート後は接戦を展開していたが、徐々にブレーキの効きが悪くなっていった。接戦で他車の後ろにつく時間が長く、ブレーキの冷却が間に合わず、効きが悪化。そのためペースが落ち、順位を上げることはできなかった。

18周目にピットストップを行い、イゴールと交代。この時点で順位は18位。しかし、ピット作業中のタイヤ交換でインパクトのトラブルが発生し、大きく順位を落としてしまった。

その後、イゴールは順位を上げていったが、最終的には20位でチェッカーを受けた。

松浦佑亮監督のコメント
「苦戦が予想されたもてぎ。タイム的にも厳しかったが、ドライバーとエンジニアの頑張りでポイント獲得の可能性が見えてきた決勝レースだった。ブレーキのオーバーヒートやピット作業でのトラブルなど、予想外の出来事で順位を下げてしまったが、その中でも完走できたことは良かったと思います。今年一年、時折上位を狙えるレースができたことは非常に良かったと思います」

イゴール・フラガ選手のコメント
「もてぎは基本的なパフォーマンスが足りず、ポイントを取るにはかなりハードルが高かったと思います。レースが始まってからブレーキのオーバーヒートなど、予想外のトラブルもあり、噛み合わない展開でした。何とか完走できたことは良かったと思います」

安田裕信選手のコメント
「もてぎはRCFとの相性が悪く、予選から苦戦しました。決勝は20番手スタートでしたが、レースペースは悪くなく、良い感触でした。しかし途中でブレーキトラブルが発生し、ペースを上げることができませんでした。今シーズン、納得のいくレースは少なかったですが、表彰台に上がれたことは良かったと思います。一年間ありがとうございました」